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英語でアンデルセン童話「雪の女王」2

原点はProject Gutenberg、邦訳は青空文庫、楠山正雄訳を使わせていただきます。

SECOND STORY. A Little Boy and a Little Girl


In a large town, where there are so many houses, and so many people, that there is no roof left for everybody to have a little garden; and where, on this account, most persons are obliged to content themselves with flowers in pots; there lived two little children, who had a garden somewhat larger than a flower-pot. They were not brother and sister; but they cared for each other as much as if they were. Their parents lived exactly opposite. They inhabited two garrets; and where the roof of the one house joined that of the other, and the gutter ran along the extreme end of it, there was to each house a small window: one needed only to step over the gutter to get from one window to the other. Snow_queen_1


・roof=屋根、家
・where=in a large town
・on this account=この理由により、このような訳で
・are obliged to=余儀なく[やむなく・仕方なしに]~する
・pot=鉢
・somewhat=いくらか、いくぶん
・opposite=~の向かい側に
・inhabit=~に住む
・garret=屋根裏部屋
・gutter=雨どい
・step over=~をまたぐ


第二のお話

   男の子と女の子

たくさんの家がたてこんで、おおぜい人がすんでいる大きな町では、たれでも、庭にするだけの、あき地をもつわけにはいきませんでした。ですから、たいてい、植木(うえき)ばちの花をみて、まんぞくしなければなりませんでした。
 そういう町に、ふたりのまずしいこどもがすんでいて、植木ばちよりもいくらか大きな花ぞのをもっていました。そのふたりのこどもは、にいさんでも妹でもありませんでしたが、まるでほんとうのきょうだいのように、仲よくしていました。そのこどもたちの両親は、おむこうどうしで、その住んでいる屋根うらべやは、二軒の家の屋根と屋根とがくっついた所に、むかいあっていました。そのしきりの所には、一本の雨どいがとおっていて、両方から、ひとつずつ、ちいさな窓が、のぞいていました。で、といをひとまたぎしさえすれば、こちらの窓からむこうの窓へいけました。


The children's parents had large wooden boxes there, in which vegetables for the kitchen were planted, and little rose-trees besides: there was a rose in each box, and they grew splendidly. They now thought of placing the boxes across the gutter, so that they nearly reached from one window to the other, and looked just like two walls of flowers. The tendrils of the peas hung down over the boxes; and the rose-trees shot up long branches, twined round the windows, and then bent towards each other: it was almost like a triumphant arch of foliage and flowers. The boxes were very high, and the children knew that they must not creep over them; so they often obtained permission to get out of the windows to each other, and to sit on their little stools among the roses, where they could play delightfully. In winter there was an end of this pleasure. The windows were often frozen over; but then they heated copper farthings on the stove, and laid the hot farthing on the windowpane, and then they had a capital peep-hole, quite nicely rounded; and out of each peeped a gentle friendly eye--it was the little boy and the little girl who were looking out. His name was Kay, hers was Gerda. In summer, with one jump, they could get to each other; but in winter they were obliged first to go down the long stairs, and then up the long stairs again: and out-of-doors there was quite a snow-storm.


・rose-tree=バラの木
・besides=それに加えて
・splendidly=立派に
・they=little rosetrees
・tendril=《植物》巻きひげ
・shot up=shoot up(急に成長する、噴出する、乱立する)の過去形
・twine=からまる、巻き付く
・triumphant=輝かしい、立派な、得意げな
・foliage=葉、枝葉
・creep=這う、ゆっくり近づく
・stool=丸椅子、腰掛け
・delightfully=とても面白く
・frozen over=氷が張っている
・farthing=〈英〉ファージング硬貨◆13世紀から1960年末までイギリスで使われた4分の1ペニーに相当する硬貨で最少の通貨単位だった。初期には銀貨だったが17世紀に銅貨になった:Hans Christian Andersen(1805-1875)
・capital=すばらしい
・peep-hole=〔ドアなどの〕のぞき穴
・Kay=カイ:二人の子供たちの名前の訳は、画像にもある手持ちの『世界の童話 アンデルセンのお話』(小学館 1981年)から
・Gerda=ゲルダ
・quite a=すごい、相当な


こどもの親たちは、それぞれ木の箱を窓の外にだして、台所でつかうお野菜をうえておきました。そのほかにちょっとしたばらをひと株うえておいたのが、みごとにそだって、いきおいよくのびていました。ところで親たちのおもいつきで、その箱を、といをまたいで、横にならべておいたので、箱は窓と窓とのあいだで、むこうからこちらへと、つづいて、そっくり、生きのいい花のかべを、ふたつならべたように見えました。えんどう豆のつるは、箱から下のほうにたれさがり、ばらの木は、いきおいよく長い枝をのばして、それがまた、両方の窓にからみついて、おたがいにおじぎをしあっていました。まあ花と青葉でこしらえた、アーチのようなものでした。その箱は、高い所にありましたし、こどもたちは、その上にはいあがってはいけないのをしっていました。そこで、窓から屋根へ出て、ばらの花の下にある、ちいさなこしかけに、こしをかけるおゆるしをいただいて、そこでおもしろそうに、あそびました。
 冬になると、そういうあそびもだめになりました。窓はどうかすると、まるっきりこおりついてしまいました。そんなとき、こどもたちは、だんろの上で銅貨(どうか)をあたためて、こおった窓ガラスに、この銅貨をおしつけました。すると、そこにまるい、まんまるい、きれいなのぞきあなができあがって、このあなのむこうに、両方の窓からひとつずつ、それはそれはうれしそうな、やさしい目がぴかぴか光ります、それがあの男の子と、女の子でした。男の子はカイ、女の子はゲルダといいました。夏のあいだは、ただひとまたぎで、いったりきたりしたものが、冬になると、ふたりのこどもは、いくつも、いくつも、はしごだんを、おりたりあがったりしなければ、なりませんでした。外(そと)には、雪がくるくる舞(ま)っていました。


"It is the white bees that are swarming," said Kay's old grandmother.


"Do the white bees choose a queen?" asked the little boy; for he knew that the honey-bees always have one.


"Yes," said the grandmother, "she flies where the swarm hangs in the thickest clusters. She is the largest of all; and she can never remain quietly on the earth, but goes up again into the black clouds. Many a winter's night she flies through the streets of the town, and peeps in at the windows; and they then freeze in so wondrous a manner that they look like flowers."


"Yes, I have seen it," said both the children; and so they knew that it was true.


"Can the Snow Queen come in?" said the little girl.


"Only let her come in!" said the little boy. "Then I'd put her on the stove, and she'd melt."


And then his grandmother patted his head and told him other stories.


・swarm=〔昆虫が〕群れで動く[現れる]
・one= a queen
・swarm=〔動いている〕昆虫の群れ、〔分巣するときの〕ミツバチの群れ
・hang=さまよう
・thick=密集した
・cluster=集団、塊、群れ
・Many a=数々の、いくつもの
・they=the windows
・wondrous=驚くべき
・Only let her come in!:onlyは話し言葉で、動詞の前において文意を強めることがあるので、これはその場合かと思う。つまり「入って来るなら来させるさ!来たらストーブの上においてやる…」
・pat=〔愛情表現として〕軽くたたく


「あれはね、白いみつばちがあつまって、とんでいるのだよ。」と、おばあさんがいいました。
「あのなかにも、女王ばちがいるの。」と、男の子はたずねました。この子は、ほんとうのみつばちに、そういうもののいることを、しっていたのです。
「ああ、いるともさ。」と、おばあさんはいいました。「その女王ばちは、いつもたくさんなかまのあつまっているところに、とんでいるのだよ。なかまのなかでも、いちばんからだが大きくて、けっして下にじっとしてはいない。すぐと黒い雲のなかへとんではいってしまう。ま夜中に、いく晩も、いく晩も、女王は町の通から通へとびまわって、窓のところをのぞくのさ。するとふしぎとそこでこおってしまって、窓は花をふきつけたように、見えるのだよ。」
「ああ、それ、みたことがありますよ。」と、こどもたちは、口をそろえて叫(さけ)びました。そして、すると、これはほんとうの話なのだ、とおもいました。
「雪の女王さまは、うちのなかへもはいってこられるかしら。」と、女の子がたずねました。
「くるといいな。そうすれば、ぼく、それをあたたかいストーブの上にのせてやるよ。すると女王はとろけてしまうだろう。」と、男の子がいいました。
 でも、おばあさんは、男の子のかみの毛をなでながら、ほかのお話をしてくれました。


カイのおばあさんの話は、雪は、「白い蜂」の群れで、その群れの中にいる女王蜂は、ミツバチと同じように仲間の中で一番大きく、地面に落ちてもまた黒い雲の中へ戻っていき、夜になると町の中を飛び回って、家々の窓を覗き込む、それで、窓ガラスが華のような結晶の形に凍るのだ、ということかな…


窓ガラスの氷の結晶はここで見られるが…


余談だが、「ソン・ユリ」、「ヒョンビン」主演のKBSドラマ『雪の女王』の原作小説として、韓国語で書かれたアンデルセンのこの童話の本の説明に「空で降りる雪のひらをじっとよく見てください。蜂の中クイーンビーがいるように雪の中も”雪の女王”がいるそうです。一番大きくて白い雪のひらがすぐ雪の女王です。 雪の女王がカイという子供を連れて行ってカイは雪の女王の城で冷ややかに凍りついたまま過ごしました。あの時カイの一番親しい友達ゲルダがカイを捜して道を出たんです。果してゲルダの前にどんな事が開かれましょうか? ゲルダはどんなに雪の女王からカイを救出するんでしょうか」とある。ちょっと日本語が変だけど(笑)

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