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英語でアンデルセン童話「裸の王様」(3)

王様の新しい服が出来上って…

And now the Emperor, with all the grandees of his court, came to the weavers; and the rogues raised their arms, as if in the act of holding something up, saying, "Here are your Majesty's trousers! Here is the scarf! Here is the mantle! The whole suit is as light as a cobweb; one might fancy one has nothing at all on, when dressed in it; that, however, is the great virtue of this delicate cloth."


・grandee=高官
・rogue=悪党、詐欺師
・mantle=マント
・suit=〔同じ素材の〕一組の衣服
・light=〔重さが標準や見掛けよりも〕軽い
・cobweb=クモの巣
・fancy=想像する、~のような気がする
・have~on=~を着る
・it=the whole suit
・that=The whole suit is as light as a cobweb; one might fancy one has nothing at all on, when dressed in it
・virtue=長所
・delicate=優美な、繊細な


さていよいよ王様は、高官の役人たちを引き連れて詐欺師たちのところへやってきました。詐欺師たちは何かをささげ持つかのように腕を上げて言いました。「さあ、これが国王閣下のおズボンでございます!これがスカーフ!これがマント!これ全部を着ても、まるでクモの巣のような軽さです。着た時にまるで何も着てないかのような気がするでしょう。しかし、それがこの美しい布の非常に良いところなのです」

"Yes indeed!" said all the courtiers, although not one of them could see anything of this exquisite manufacture.


・courtier=廷臣、機嫌取りの人
・exquisite=この上なく素晴らしい


「本当に全く!」とお城の家来たちはみんな口をそろえて言いました。一人も、この上なく素晴らしいというこの作品を見ることができていないのにもかかわらずです。

"If your Imperial Majesty will be graciously pleased to take off your clothes, we will fit on the new suit, in front of the looking glass."


・graciously=快く
・fit on=試着する
・looking glass=鏡、姿見


「国王閣下が着ておられる服をお脱ぎになるお気持ちがありますならば、私たちがお手伝いをして、鏡の前で新しい服をお着せします」

The Emperor was accordingly undressed, and the rogues pretended to array him in his new suit; the Emperor turning round, from side to side, before the
looking glass.


・accordingly=それに応じて
・array=(人)を美しく着飾る
・from side to side=左右に


王様はそれに応じて服を脱ぎました。詐欺師たちはできたばかりの美しい服を王様に着せているふりをしました。王様は姿見の前で、右に左に向きを変えて自分の姿を見ました。

"How splendid his Majesty looks in his new clothes, and how well they fit!" everyone cried out. "What a design! What colors! These are indeed royal robes!"


・royal=国王の


「なんとまあ新しい服を着た王様が素敵なことか、そしてなんとお似合いなことか!」と皆が大きな声で言いました。「なんと素晴らしい模様なんだなろう!なんとまあ素敵な色であることか!まさに王様の服にふさわしい!」

"The canopy which is to be borne over your Majesty, in the procession, is waiting," announced the chief master of the ceremonies.


・canopy=天蓋(のように覆うもの)
・borne:bear(~を運ぶ、持って行く)の過去分詞
・master=親方、上司、監督者
・announce


「行進の時に国王閣下の上にさしかける天蓋がすでに準備できております」と、その儀式の一番上の監督者が告げました。

"I am quite ready," answered the Emperor. "Do my new clothes fit well?" asked he, turning himself round again before the looking glass, in order that he might appear to be examining his handsome suit.


・appear to=~するように見える
・examining:examine=〔詳細に~を〕観察する
・handsome=素晴らしい


「私も準備できておる」と王様も答えました。「新しい服はわたしに似合っておるかな?」と王様は、さも素晴らしい服を確かめているように見せるため、鏡の前でもう一度くるっとまわって言いました。

さあ、いよいよクライマックスです!(笑)


The lords of the bedchamber, who were to carry his Majesty's train felt about on the ground, as if they were lifting up the ends of the mantle; and pretended to be carrying something; for they would by no means betray anything like simplicity, or unfitness for their office.


・lord of the bedchamber=侍従
・were to:be to=~すべきである(義務)
・train=後に引きずる物、すそ
・felt about:feel about=捜す
・by no means=決して~でない
・betray=〔実態・本心などを〕表す、示す
・simplicity=無知、ばかさ加減


王様の服の裾を持つことになっている侍従たちは、王様のマントの裾をさも持ち上げようとしているかのように、地面の上をまさぐり、そして何かを持っているようにふるまいました。なぜなら、絶対に、自分の馬鹿さ加減や、今の仕事に向いていないことなど示したくはなかったからです。

So now the Emperor walked under his high canopy in the midst of the procession, through the streets of his capital; and all the people standing by, and those at the windows, cried out, "Oh! How beautiful are our Emperor's new clothes! What a magnificent train there is to the mantle; and how gracefully the scarf hangs!" in short, no one would allow that he could not see these much-admired clothes; because, in doing so, he would have declared himself either a simpleton or unfit for his office. Certainly, none of the Emperor's various suits, had ever made so great an impression, as these invisible ones.


・canopy=天蓋(のように覆うもの)
・procession=行進、行列
・capital=首都
・stand by=そばにいる
・gracefully=優雅に
・scarf=肩掛け
・in short=要するに
・simpleton=ばか者
・impression=印象、感動、影響


そして今や、王国の首都の通りで、行列の中ほどの高い天蓋の下で王様は歩いていました。すべての住民は通りの脇で見ていて、窓越しに見ている人たちが「おお、なんと王様の新しい服の美しいこと!マントの裾も素晴らしい!そしてスカーフも!」要するにみんな、このとても称賛されている服が自分には見えないなど認めたくなかったのです。だって、認めてしまったら、自分が馬鹿であるか、自分の職業にふさわしkないと宣言することになってしまうからです。これだけは確かでした。つまり、今までの王様のどんな服も、この見えない服ほど皆に影響を与えたものはなかったということです。

"But the Emperor has nothing at all on!" said a little child.


"Listen to the voice of innocence!" exclaimed his father; and what the child had said was whispered from one to another.


・innocence=純真


「でもさ、王様は何にも着ていないじゃない!」と小さい子供が言いました。
「純真な子どもの言うことに耳を傾けるべきだ!」とその父親が大きな声で言いました。そして、その子供が言ったことが人から人へと囁かれたのです。


"But he has nothing at all on!" at last cried out all the people. The Emperor was vexed, for he knew that the people were right; but he thought the procession must go on now! And the lords of the bedchamber took greater pains than ever, to appear holding up a train, although, in reality, there was no train to hold.


・vexed=イライラした、困った
・took pains to:take pains to~=苦心して~する
・appear=(~のように)見える
・hold up=維持する、支える


「でも、王様は何も着ていないじゃないか!」とついにみんなが叫び出しました。王様は困りました。だって、人々が言っていることは正しいと知っていたからです。でも、今は、この行進を続けなければと思いました!そしてお付きの者たちは、実際、捧げ持つ裾もないのに、まるで裾を捧げ持っているかのように見せるのにいっそう苦心したのでした。

これで『裸の王様』のお話はおしまい!

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